新築のマンションとは違って、中古マンションの売却を扱う不動産業者は多数存在します。また、売却するマンション自体もそれぞれ状況や状態が異なっています。
どの不動産業者のどの営業マンに依頼するかで、売却活動の進み方はまったく違ったものになります。
つまり、依頼する業者や担当してくれる営業マンの質によって、売却がスムーズに進むかそうでないかが決まるのです。
少しでも高値で売却したいと思うのであれば、信頼できる業者の良い営業マンを見つけることがとても重要です。なぜなら、最終的な成約価格も営業マンによって大幅に変わってくることがあるからです。
では、良い営業マンを見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?
この記事では、マンション売却を頼むのに良い営業マンを見分けるポイントを解説します。
この記事の目次
ポイント1:良い営業マンを見極めるためには
営業マンに望むのは、コミュニケーション能力、相性、不動産に関する知識と経験などさまざまです。
そのため、営業マンとちょっと会話を重ねただけでは、それらの求める事すべての見極めは大変難しいです。
そこで、ちょっとした会話や普段の対応から、良い担当営業を見極めるためにチェックすべき点を挙げてみます。
査定のときや販売活動中などに、これらのポイントを意識して営業マンと接するようにしてみましょう。査定終了後に振り返りながら、それぞれの項目をチェックしても良いでしょう。
人となり
- 国家資格「宅地建物取引士」を有しているか
- 約束した事は守るか
- 普段のマナーはどうか
- 服装の乱れ、メールに誤字脱字といっただらしない面はないか
知識面
- 専門用語を多用せずにわかりやすい説明をするか
- メリット・デメリットの双方を伝えてくれるか
- 分からない事について丁寧な説明があるか
コミュニケーション
- 担当営業なりの物件売却に向けた計画を考えているか
- 売却活動の報告は、定期的かつ丁寧に行われているか
- 売り手の要望や質問をきちんと聞いているか
- 不明点があった場合、後で速やかに調べて回答してくれるか
- 耳あたりが良いだけの根拠のない話に終始していないか
- 電話やメールのレスポンスは早いか
特に不動産を扱う仕事をしている以上、「宅地建物取引士」(2015年4月に「宅地建物取引主任者」から変更)の資格を持っているかどうかは重要視したいところです。
「宅地建物取引士」の資格がなくても不動産営業はできますが、1つの大きな判断基準です。
なぜなら、自分の仕事に対して真摯に向き合う姿勢を持っていれば、「宅地建物取引士」を取得するのは当然のことだからです。
営業マンの名刺に資格について記載がなければ尋ねてみましょう。
ポイント2:悪質な営業に注意する
媒介契約が取るため、あるいは媒介契約を継続させるために、適切ではない売主の希望売却価格に対してアドバイスもしない、いわゆるサラリーマン的な営業マンも存在します。売主のことよりも自分の営業成績を重視しているような営業マンでは信頼できません。
また、少しでも早く売却したいがために、わざと低い査定額を提示してくる悪質な業者もあれば、査定をする営業マンの経験や知識が乏しく間違った査定価格を提示してくる場合もあるでしょう。
さらには、両手仲介狙いの自分の顧客の予算に応じての査定や、利益を独占しようと他の業者に情報を公開しないなど、客の利益より自社の利益だけを優先させる業者も存在するので注意が必要です。

また、一般媒介契約ではダメだと強く断言したり、物件がさらしものになるなどと脅しをかけたりする営業マンには、物件を独り占めしたいという思惑があることを覚えておいたほうがいいでしょう。
このような態度を示す営業マンやそれを野放しにしている会社に売却を依頼する必要はありません。不動産会社はたくさんありますので、また別の会社に査定依頼して新しい良い人を探しましょう。
訪問査定時には売り出し戦略を持っているかも聞いてみましょう
不動産業者によって販売戦略は千差万別です。
支店網ネットワークをフル活用して、マンションを探している買主を斡旋してくれる業者がある一方で、販売はネットに載せるのみ、大々的な売り込みはしないという業者も実際に存在します。
もちろん両者ともに良い点がありますし、悪い点もあります。
選ぶ業者によっては、いつまでもマンションが売れず、あなたのライフプランに多大な影響を与えかねません。
査定を実施した業者ならば、あなたのマンションをどのように販売するか、青写真ぐらいはできているはずです。
仲介業務を依頼する前にどのような販売戦略で進める予定か聞いて、それを仲介業者選定の資料としましょう。
ただし、業者の営業マンは良いことしか言いませんので、話半分ぐらいで聞くようにしてください。
1ヶ月間売れなかったら、100万円値下げしましょう
例えば、こんな風に最初の段階で提案されていれば、値下げにも納得感を持てるはずです。「売れないからそろそろ値下げしませんか?」といきなり言われるよりはいいでしょう。
2週間で内覧数が伸びなければ、100万円値下げしましょう
さらに、内覧数など複数の基準を持って、このような売り出し戦略を立てていればより細かく市場のニーズに合わせられる可能性が高いでしょう。内覧が来ないということは、客観的な条件が買い手の希望と合っていないと言えるのです。
値下げのタイミングについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
マンション売却で値下げ時期のタイミングは?
まとめ
営業マンによって査定価格も違ってくれば、広告活動や販売戦略にも大きな差が生まれることになります。
そうなれば当然の結果として、経験や知識が豊富な営業マンに担当してもらった方が確実に良い成果が期待できます。
良い営業マンを見つけることはマンションの売却において大変重要なことなのです。面倒かもしれませんが、安易にあきらめずに、より多くの営業マンと会って、良い人を見つけられるように努力しましょう。
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