住宅ローンが払えないときは専門家の助けを借りよう

住宅ローンが払えないと「もう競売にかけられるしかないかも……」と弱気になってしまいそうですが、対応策はいくつかあります。

状況によっては、自宅を手放さずに済むこともあります。

いずれにせよ重要なのは専門家に相談することです。素人には分からない解決方法を専門家は知っています。

まずは手放さずに解決できる方法から見ていきましょう。

自宅を手放さずに解決する方法

いくつか方法がありますが、穏便なものから順番に記載します。

家計を見直す

住宅ローンが払えないなら、とにかく一番にすべきは家計を見直すことです。

あと何万円あれば住宅ローンが払えるのかを考えて、節約収入増の手段を検討してみましょう。以下に効果の大きいものを挙げていますが、他にも節約方法はさまざまありますので調べてみてください。

相談先:ファイナンシャルプランナー、自力

支出を減らす

  • 生命保険の解約
  • 携帯電話を格安SIMなどに変更
  • 自宅のインターネット回線の解約

収入を増やす

  • 残業を増やすなど本業での収入増を目指す
  • 本業以外で副収入を得る(クラウドワークスなどで個人が受注することも最近は簡単になっている)
  • 妻がフルタイムで働くことを検討してみる(幼い子どもの保育園代などがかかってもそれ以上に稼ぎが増えれば有効)

貯蓄があるなら、繰り上げ返済

毎月の給料では住宅ローンが払えないので貯蓄を切り崩しているという人は、繰り上げ返済も検討してみてください。

繰り上げ返済をすることで、ボーナス返済をなくしたり、月々の返済額を減らしたりできます。

貯蓄を崩しながら毎月対応していくより、一括で繰り上げ返済してしまった方が総返済額も抑えられます(金利分が減るため)。

しかし、繰り上げ返済手数料などもあるので、貯蓄額によってはやめておいた方がいいかもしれません。

相談先:銀行(金融機関)

リスケジュールで返済額を減らす

銀行(金融機関)と交渉して、返済計画の見直しをお願いすることをリスケジュール(リスケ)と言います。住宅ローンが払えない状況で銀行に相談するのは気後れしがちですが、早めの相談が重要です。

  • 月々の返済額を減らして、返済期間を延ばす
  • ボーナス返済をなくす
  • とりあえず数年間は金利だけを支払う

など今の収入の範囲で払えるようにしてもらえる可能性があります。

相談先:銀行(金融機関)

借り換えで毎月の返済額を減らす

今の住宅ローンより有利な条件で借り換えができれば、毎月の返済額を減らせるかもしれません。

また、金利は変わらなくても返済期間を長く設定できれば、月々の負担は減ります。

相談先:借り換え先の銀行

他の借金が苦しいなら任意整理

住宅ローンが払えない理由が、他の借金にあるなら、任意整理で解決できるかもしれません。

キャッシングカードローンなど住宅ローン以外の借り入れは、任意整理を行うことで返済額を減らせる可能性が高いです。

余裕が出た分を住宅ローン返済に回せば、自宅を手放さなくて済みます。

相談先:弁護士、司法書士(街角法律相談所など債務整理専門のサービスを使うと専門家が見つけやすいでしょう)

さらに借金が多い場合は個人再生

個人再生は、任意整理よりも借金で切迫した人が利用する手段です。

裁判所を通しての手続きとなります。

任意整理がいいのか、個人再生がいいのか、それとも家を手放す自己破産がいいのか、素人では判断が難しいので、弁護士を頼りましょう

相談先:弁護士(街角法律相談所など債務整理専門のサービスを使うと専門家が見つけやすいでしょう)

自宅を手放して解決する方法

マンションや家を手放して、問題を解決する方法です。

「いずれ競売にかけられるから、もうそれでいいや」と放っておくと、必ずをします。極端な話、競売では安く買い叩かれ、借金が多く残ってしまいます

不動産屋の仲介での売却

住宅ローンの残高が少ないなら、自宅を売却して完済を目指しましょう。

不動産屋に仲介に入ってもらって買い手を探す、いちばんスタンダードな売却方法です。

複数の不動産屋から見積もりをもらって依頼しましょう。

欠点としては、いつ・いくらで売れるか分からないことです。

依頼する不動産会社には事情を説明して、売却計画を立ててもらいましょう。相場より安く出せば、早めに売れる可能性も高まります。

相談先:不動産会社(HOME4Uの売却一括査定が便利です)

任意売却

任意売却は、住宅ローン残高が多い人でも使える売却方法です。銀行の許可を得て、住宅ローンが返しきれない金額での売却ができます。

売却代金で返しきれなかった住宅ローンの残りは、以降も払っていく必要があります。しかし、毎月1万円程度に抑えてくれるので、賃貸の家賃と合わせても今よりは生活が楽になるでしょう。

任意売却終了後、家賃を払うことで住み続けられる可能性もあります。リースバックといいます。

そのほか、引っ越し代を残してもらうなど、かなり融通が利く手段です。

相談先:任意売却に強い不動産業者(任意売却相談センターなど)

自己破産

自己破産は最終手段です。

なるべく他の方法で解決するようにがんばりましょう。

相談先:弁護士(街角法律相談所など債務整理専門のサービスを使うと専門家が見つけやすいでしょう)

まとめ

住宅ローンが払えないからと言って、必ず家やマンションを売らなければいけないわけではありません

自宅を持ったまま生活を立て直すことは可能です。

そのためには、自分からアクションを起こすことが大事。基本的に相談は無料です。一人で悩みを抱えるより、専門家に相談しましょう。