不動産屋の免許番号の調べ方と見方

不動産は高額であり、また生活の基礎となるものであるから、業務を行う者は、それなりに信用の置ける者でないと困ります。そこで、一種の人物審査をして、その審査を通過した者だけに、宅地建物取引業を行う事を許そうというのが免許制度の趣旨です。

宅地建物取引業者とは免許を受けて、宅地建物取引業を営む者のことを言います。

この記事では、マンション売却を依頼する不動産屋を判断するために、宅建免許の制度や免許番号の見方などを紹介します。

以下、不動産屋を「宅地建物取引業者」と表記しています。

1:宅地建物取引業者の免許には、「国土交通大臣免許」と「知事免許」の2種類があります

1.国土交通大臣免許

2以上の都道府県の区域内に事務所を設置して宅地建物取引業を営む場合は、この免許を申請します。

例えば、本店を東京都、支店を埼玉県に設置して宅地建物取引業を営む場合のように、事務所の設置が2以上の都道府県にまたがる場合には、国土交通大臣免許が必要となります。

2.知事免許

単一の都道府県の区域内にのみ事務所を設置して宅地建物取引業を営む場合は、この免許を申請します。

1つの都道府県内に事務所がとどまっていれば、事務所が何店あろうと、その区域を管轄する知事の免許となります。


つまり、1、2の違いは事務所の設置場所が1つの都道府県内にとどまっているか否かによって決まります。

一見すると、1の国土交通大臣免許を取得している宅地建物取引業者の方が、知事免許を取得している宅地建物取引業者よりもランクが上のように感じてしまいますが、本当のところは事務所の立地の話なのです。

セールストークで「国土交通大臣免許を取得しているので、ランクが上の業者です」などと表現する場合がありますが、そういう業者には要注意です。

2:免許番号の見方

下のような表記が宅地建物業者の広告や店頭、店内に表示されています。不動産屋の店内を探せば、分かりやすいところにプレートが出ています。

免許証番号 ○○県知事 (3) 第12345号
有効期限 平成23年4月1日から
平成28年3月31日まで
名称 ○○不動産
代表社名 不動産 一郎
専任の取引主任者名 不動産 太郎
主たる事業所の所在地 ○○県○○市

免許証番号の( )の中の数字が多いほど営業年数が長いことになります。

数字は5年に1度の免許更新ごとに、1つずつ増えていきます。

したがって、数字が大きいほど、長年営業しているので信用の置ける業者であると判断できる部分もあります。しかし、数字が小さいから、信用できないというわけではありません。あくまで営業年数の期間です。

3:免許証番号の調べ方

免許証番号は、国土交通省のホームページで検索できます。

下記の国土交通省のサイトで、宅建業者を調べられます。宅建業者の名前を入力すれば、免許証番号が検索できます。
参考 宅地建物取引業者検索国土交通省 あと、一点、本当はこちらの方が重要です。

依頼しようしている不動産屋が、過去に悪いことをして行政処分を受けたことがあるかどうかを調査する必要があります。

行政処分情報は、おなじく国土交通省の「ネガティブ情報等検索システム」から調べられます。下記のページで調べ方などを詳しく解説しています。
不動産屋の行政処分情報を調べてみる

まとめ

国土交通大臣免許、知事免許を取得していることは、最低限のことです。

取引ができる証であるのは事実ですが、法令のぎりぎりのところで営業活動している不動産業者も残念ながら存在します。

マンション売却を依頼する前に、行政処分を受けたことがあるかどうかなどは、自分自身の目でしっかりと確かめることが大切です。