マンション売却がはじめての人ほど一括査定を使うメリットがあります。
逆に何も分からないまま不動産会社を探そうとしているなら要注意です。時間とお金の両面で大きく損をしてしまいます。
トリセツの管理人の考える一括査定を使ってほしい3つの理由は以下のとおり。
- 不動産会社と担当者のレベルが分かる
- 質の良い不動産会社と出会える
- 査定の理由をたくさん集められる
それぞれ記事の中で詳しく説明していきます。
とりあえず申し込みたい人はページの後半で主要一括査定サービスの紹介をしているので参考にしてください。
この記事の目次
理由1.不動産会社と担当者のレベルが分かる
一括査定を使うと3社から6社の不動産会社から連絡をもらいます。
複数の会社とやりとりすることで、サービスレベルの違いがよく分かります。
特にチェックしてほしいのが担当者のレベルです。
有名な会社でも地域密着の会社でも、社員の質にはバラツキがあります。新入社員と10年目のベテランでは違いがない方がおかしいですよね。
不動産業界は他業界からの転職も多いので、年齢だけでは判断できません。
一括査定サービスを使って何人かと会って話を聞いてみると、自然と仕事のできそうな人が分かります。
理由2.質の良い不動産会社と出会える
一括査定サービスに登録している不動産会社は、登録費用や紹介手数料をサービス運営元に支払っています。
つまり、マンションを売りたい人をお金を支払ってでも見つけたい不動産会社なのです。
比較して選ばれる自信のある会社が集まっているとも言えます。
もし一括査定サービスを使わずに適当に街の不動産屋に相談などに行くと、もちろん対応はしてくれます。
しかし本音では「ウチはマンション売却はあんまり得意じゃないんだけどな。売れたら手数料もらえて得だし、まあいいか」という可能性もあります。
ハズレくじの多い箱から選ぶより、アタリくじが多い箱から選びましょう。
理由3.査定の理由をたくさん集められる
最終的には1つの会社に決めるのですが、訪問査定は3社くらいに来てもらって細かく室内を見てもらいましょう。
専門家とはいえ、一人の人間の能力には限界があります。いくら細かくチェックしても見落としがあるかもしれないんですね。
だからこそ一括査定サービスに出てくるレベルの高い不動産会社から担当者を呼んで、自分のマンションにどんな特徴があるのか詳しく査定を受けてください。
極端な話、めちゃくちゃ査定が細かくできても人間的に合わないA社の担当と、査定は苦手だけど人当たりが良くて好印象なB社の担当がいれば、A社の査定内容をB社の担当と共有して、B社に依頼してもいいんです。
一括査定で他社がいることはみんな分かっているので、こういうときに断りやすいのも一括査定を使うメリットですね。
主要一括査定サービスの特徴と選び方
有名で安心して使えて、利用者も多い一括査定サービスを紹介します。
HOME4U
HOME4UはNTTデータ系列が2001年から運営している一括査定サービスの老舗です。個人情報を入力するにも安心感があります。
大手と地域密着がバランス良く登録されているので、どれか迷ったらココという選択肢です。
すまいValue
すまいValueは大手6社が共同で運営しているめずらしいタイプの一括査定サービスです。
三井のリハウス・野村不動産・三菱地所・住友不動産・東急リバブル・小田急不動産の6社から査定が受けられます。
「やっぱり大手がいい!」という人におすすめです。
イエウール
イエウールは登録社数がとにかく多く、対応可能な不動産会社が見つかりやすいのが特徴です。
グングン勢いを伸ばしているサービスです。独自開発された入力画面もおもしろいので一見の価値ありです。
一括査定サービスは何個か使ってもいい?
6社では足りない場合や対応可能な不動産会社が少ない場合「2個の一括査定に申し込んでみようかな」と考えるかもしれません。
結論から言うと何個か使ってもOKです。
HOME4Uにはなくてもイエウールにあるような不動産会社も多数あるので、併用するメリットも大きいでしょう。
1点だけ注意してほしいのは、同じ不動産会社に査定依頼を申し込まないことです。
違う担当者に割り振られたら、ムダな手間を不動産会社にかけてしまい、あなたのイメージがかなり悪くなってしまいます。
2個以上の一括査定サービスを利用するときは同じ不動産会社が入っていないかよくチェックするようにしましょう。