マンションの売り出しを始めると、購入を希望する方からの問い合わせが来るようになり、物件の内覧希望も出てきます。
内覧に訪れるということは、あなたのマンションをかなり気に入っていると言えます。立地や間取り、金額などある程度、客観的な条件が折り合っているからこそ内覧を希望するわけです。
そこで必要になってくるのが、内覧前の掃除です。
きれいな部屋の方が早く高く売れる可能性が高まります。
でも、全部屋をピカピカにする余裕はなかなかありませんよね。かと言って業者にハウスクリーニングを頼む必要まではありません。
この記事では、重点的に掃除するべきポイントを5ヵ所に絞って解説します。
最小の手間で良い効果を上げましょう。
この記事の目次
掃除・片づけは内覧前日までに見られやすいところ重視でやろう!
マンションを売るとき、どれくらい掃除しないといけないのか、悩みますよね。
タイミングとしては内覧前日まででOKです。
不動産屋の査定が来る前に掃除しなきゃと思う人もいますが、プロは少々掃除されていなくても気にしません。
気にしないといけないのは内覧に来る購入希望者に与える印象です。
そこで、内覧で見られやすいポイントに絞って掃除するのがおすすめです。
全部をピカピカにするわけにもいかないので、最小の手間でいきましょう。
内覧時によく見られる!重点的に掃除するべき場所はこの5ヵ所
内覧する人がよく見る場所は必ずきれいに掃除しておきましょう。かんたんに印象アップが狙えます。
以下の5つの重点ポイントを知っておいてください。
その家の顔とも言える玄関
玄関に靴が散乱していたり、物が山積みになっているようではいけません。
内覧のときだけでもいいので、玄関に置いている邪魔なものは片づけて、少しでも広く見えるようにしておきましょう。
靴は一人一足を心がけて、靴箱にしまうと玄関がスッキリします。
また靴の臭いがこもりがちなので、内覧前日も当日もよく換気しておきましょう。
リビングの印象で購入が決まることも
玄関から真っ先に向うのがリビング。
リビングの印象で、その物件を購入するかどうか決まってしまうといっても過言ではありません。
良い印象を与えるのは、広くて明るいリビングです。
とはいえ、リビングがいきなり広くはならないので、工夫して広く見えるようにしましょう。
家具の数を減らしたり、壁際に寄せたりして、床が見える面積が増えると、同じリビングでも広く感じます。
また、内覧のときには、明るさを確保するためカーテンは全開にしておくのが基本です。少しでも明るく感じるようLED照明など明るめの照明に変更しておくのも効果的です。もちろん昼間でも電灯はONにしておきましょう。
狭く見られがちなキッチン
リビングの次に向かうのがキッチンです。
キッチンは色々な物が置いてあり、実際よりも狭く見られがちです。キッチンの第一印象を決めるのは、使い勝手よりも広さです。
調理スペースが十分あると思われるように、不要なキッチン用品を処分したり、洗い終わった食器やコップを拭いて片づけることで印象アップが狙えます。
またシンク内や蛇口の水アカを取ってピカピカにしておくのも効果的です。
コンロは、五徳の隙間や奥に調理くずなどが落ちていないかチェックしながら拭き掃除しておきます。
換気扇やレンジフードは、目に見えて汚れていなければムリに掃除する必要はありません。
油や洗剤など、普段使いのものは出しっ放しの方が便利ですが、内覧のときには片づけておきましょう。物は少なければ少ない方が広く見えます。
トイレや洗面所、バスルームなどの水回り
水回りの清潔さで、マンション自体のきれいさが判断されてしまいます。
トイレはきれいに掃除した上で消臭や換気をしておきましょう。
トイレカバーやマットは取り払った方がスッキリして見えることもあります。一度試してみましょう。
洗面所はモノがあふれがちです。洗顔料や歯磨き粉、歯ブラシ、石けん、ハンドソープ、整髪料などは、なるべく目に見えない場所に片づけてしまいましょう。
また、鏡にくもりや汚れがあれば、きれいに掃除しておきます。
バスルーム(お風呂場)は、ピンクカビや黒カビをカビハイターなどを使って落としましょう。
内覧のタイミングではカラッと乾いているように換気をしておきます。もし乾きにくいようなら、前日の入浴後に水滴の拭き取りをしましょう。
この3ヵ所共通で水回りで厄介なのが簡単な掃除では落とすことができない水アカです。
蛇口やシンク内がくすんでいるようなら、ポッカレモンなどのレモン汁をつけてしばらく置いてから歯ブラシで擦ると取れやすいので試してみてください。
メラミンスポンジを使うとすぐにピカピカになりますが、材質によっては小さな傷ができてしまうので注意して使いましょう。
盲点になりがちなベランダ(バルコニー)
内覧時に盲点となりがちなのがベランダ(バルコニー)です。
内覧者のほとんどはベランダまでチェックするのですが、売主側としてはベランダまで見られるとは思っておらず、掃除をサボっている人が多いのです。
普段は玄関や室内に置いている物をベランダに隠しておいたのに、「ベランダを見せてください」と言われて青ざめていてはいけません。
ベランダは内覧時に確実に見られるポイントです。きれいなスリッパを用意して、ゴミなどが落ちていないかも見ておきましょう。チリとりとホウキで掃き掃除がオススメです。
また余計な物があれば片づけておくようにしましょう。
残りの場所は普段の掃除レベルでOK
上で挙げた場所以外の掃除は、普段の掃除レベルで構いません。
掃除機をかけて、汚れがあれば拭き取っておきましょう。
マンション売却は他にもやることがあって忙しい場合も多いので、ある程度は手抜きで効率良く掃除しましょう。
掃除をしなくても売れたという人もいるので神経質にならなくてもいい
極端な話、「掃除をしなくても売れた」という声もあります。
しかし、普段の暮らしぶりが分からないので、なんとも言えませんよね。キレイに暮らしていたなら掃除なしでもピカピカのおうちだったのかもしれませんし、けっこう汚い部屋で売れたのかもしれません。
結局はケースバイケースです。
間違いなく言えるのは、掃除はしておいて損はないということです。少しでも心配に思うなら、上で挙げた5ヵ所だけでも掃除をしましょう。
まとめ
住みながら売却する場合に一番のネックとなるのが内覧です。
数千万円もする買い物なので、購入希望者は必ず自分の目で物件をくまなく確認します。そのとき、中古マンションとは言え、新築マンションのようなきれいさを無意識に求めてしまうのです。
内覧希望はいつあるか分かりません。売り出し開始から1週間で内覧希望が!ということもあります。
そのときに掃除や片づけが間に合っていないと内覧を断っていては売れるチャンスを逃してしまいます。かといって、荒れた状態で内覧を迎えるのも良いとは言えません。
内覧をいつでも迎えられる状態に準備しておくことが早期売却への近道です。
売り出し開始後は、いつ内覧の連絡があってもいいよう部屋をキレイに掃除しておくようにしましょう。
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