マンション売却でもしずっと売れないとどうなる?

もしも売りに出したマンションにまったく買い手がつかなかったら……

あまり見たくない現実かもしれませんが、可能性のない話ではありません。

売れない不動産をそのままにしておくとさらに大変な問題に発展しかねません。

今回は、売れなかったマンションがどうなるのか、いくつかのパターンをご紹介します。

買い手がつかないまま固定資産税や管理費を払い続ける

マンションを売却に出したのに、それでもどうしても買い手がつかなかった場合、毎年の固定資産税と毎月の管理費、修繕積立金を払い続けることになります。もちろんもし住宅ローンが残っていれば、それも返済を続けなければいけません。

株の塩漬けに似ているように感じるかもしれませんが、株とは違って費用負担が続くのが特徴です。ここまで来ると資産というよりは負債です。

不動産は所有権を放棄できないので、たとえ不要になってしまったとしても、そこに建物がある限り払い続けなくてはならないのです。

このように、買い手がつかないまま固定資産税や管理費、修繕積立金だけ払い続けている物件は、世の中に少なくありません。バブル期に流行ったリゾートマンションがこういった状況になっています。

管理費や固定資産税、修繕積立金は決して小さな出費ではないので、なるべくこういった状況に陥らないようにしたいものです。

またもし大規模修繕をするときに修繕積立金が足りなければ、追加で負担しなければいけない可能性もあります。

マンションの解体まで保有する

ずっと固定資産税や管理費を払い続けて、数十年単位の時間が経過すると、マンションの寿命がやってきます。

寿命を迎えたマンションは最終的には解体されます。そこで修繕積立金があまりなければ、解体費用の負担が必要になるかもしれません。

更地に戻して土地のみにすれば、マンションのままよりは大幅に売りやすくなるでしょう。また、建て替えを行う可能性もありますが、買い手がつかないレベルの人気のないマンションでは現実的ではないでしょう。

しかし、それまでの間、ずっと固定資産税や管理費、修繕積立金を支払っていくのはかなり大変です。

ゆっくりずっとダメージを受けていくよりは、スッパリと早めに手放したいところです。

いくら安くてもいいので売却する

このまま買い手がつかずに固定資産税や管理費を払い続けるくらいなら、と破格の値段で買い手を見つけるのが一番いいかもしれません。

予定していたほどの収入は見込めないものの、誰も入居しない物件に固定資産税や管理費を払い続けるよりかは、プラスの選択であるとも考えられます。

さきほど出てきたリゾートマンションの例では売却価格10万円で出しているような物件もあります。管理費や固定資産税などのランニングコストを考えれば、実質はゼロ円でもいいのだそうです。

「少しくらい高くてもいい物件を買う」がトレンドの現在、売れないままのマンションは時間が経てば経つほど不利になってしまいます。重い決断となりますが、とにかく売る方向で話を進めたいなら、なるべく早めに対策しましょう。

まとめ

もしも売却に出したマンションが売れなかったらどうなるか、いくつかのパターンをご紹介しました。

これまでよりも価格が大幅に安くなれば、いくらなんでも買い手が見つかる可能性は高まるでしょう。売れないマンションは資産ではなく負債だと思って覚悟を決めてください。

固定資産税や管理費を払い続ける状況にならないためにも、できるだけ早めの対策を打ちたいですね。


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