パワービルダーについて知っておこう

不動産関連の話題に出てくる「パワービルダー」という言葉があります。力のある建築会社なのかなと思ってしまいがちですが、それではちょっとニュアンスが違います。

どういう会社のことを指しているのか一般的なハウスメーカーとの違いは何か、この記事でまとめました。

パワービルダーってどんな会社?

パワービルダーと呼ばれる会社には大きく分けて2パターンがあります。

  • 低価格の建売住宅を地域密着で多数供給する住宅会社
  • 勢いのある住宅会社

基本的には、最初の定義で使われることの多い言葉ですが、話の流れ次第で勢いのある建売住宅メーカーを指すこともあります。

パワービルダーは、ある程度の広さの土地をまとめて取得して、建売住宅を作り、一気に分譲する方法で利益を出しています。○○タウン、○○ビレッジといった名称で土曜日に新聞に折り込みチラシが入っている地域も多いでしょう。

初めて家を購入する人が対象で、大手ハウスメーカーよりも割安な価格で持ち家が実現するのが売りです。

ローコストで質のいい家を建てるための技術が進み、安くても省エネ性能や長期優良住宅の認定を得られる住宅が多くなっています。

パワービルダーとハウスメーカーの違い

パワービルダーとハウスメーカーの違いで一番気になるのは、家の性能でしょう。

先にも書いたようにコストダウンの技術が進んだ影響で、性能面ではパワービルダーも良い勝負ができるようになっています。

一方、パワービルダーは予め土地の形に合わせた間取りで大量生産するため、似たような家になってしまいがちです。注文住宅で独自性の出せるハウスメーカーとはやはり違います。

ハウスメーカーが混在している新築住宅が並ぶ区画と、パワービルダーが一気に分譲した区画を比べると、街の印象の違いがよく分かります。パワービルダーの建てた方は、なんとなく似ていて、訪ねてくる人も迷いそうです。

また、パワービルダーと言っても方針はまちまちで、とにかく安ければいいとコストダウンを図っている会社もあれば、品質向上を目指して性能表示に対応しようと低コストなりにがんばっている会社もあります。会社ごとにどういう方針を持っているか、違いを意識して見ていく必要があります。

まとめ

パワービルダーを選ぶ人の特徴は予算が限られているということです。その点、中古マンションを購入する人と似ていると言えます。

中古マンションを売却する側としては、パワービルダーの低価格な建売住宅は大きなライバルになります。

自分の売り出したマンションがなかなか売れないときは、近隣で割安な新築一戸建てが多く販売されていないか確認しましょう。そうした新築一戸建てと比較して、自分の中古マンションが優れている点はどういうところなのかを、明確に説明できるようにしておくと、内覧や広告でアピールしやすくなります。


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