不動産売却の一般媒介契約書の記載内容

一般媒介でマンション売却をしたい人に知っておいてほしいのが、一般媒介契約書の見方です。

この記事で一般媒介契約書で注意するポイントがどこにあるかまとめました。不動産会社が出してきたものをスルーせずに、ポイントを押さえてチェックしましょう。

一般媒介契約の特徴やメリット・デメリットはこちらの記事で解説しています。
合わせてチェックしてみてください。

一般媒介契約書のココをチェック!

一般媒介の契約書の特徴はいろんな不動産業者に依頼することを前提に作られている点です。カンタンに言うと「隠しごとはせずにちゃんと情報共有しましょう」という内容がいろいろと書かれています。

契約書で確認するポイントを見ていきましょう。

まず標準媒介契約約款を利用しているかどうかチェック

媒介契約の契約書には、国土交通省が出している標準約款があります。つまりスタンダードな形式の契約書があるので、基本的にはそれを使っていればヌケやモレのない契約書が完成するのです。

国土交通省の出している標準約款がコチラです。

宅地建物取引業法施行規則の規定による標準媒介契約約款(PDFファイル)

上のリンクから開けるPDFの15ページ目から20ページ目が一般媒介で使われる契約書です。

もし不動産会社独自の契約書を出されたら、その理由をきちんと確認しましょう。

不動産会社の免許証番号から業者のことをチェック

不動産業者ごとに宅地建物取引業者としての免許証番号があります。

免許証番号は契約書に記載されているので、こちらの免許番号の調べ方と見方の記事を参考にどんな不動産業者なのか調べておきましょう。

一般媒介が明示型か非明示型かを把握しておく

一般媒介契約には明示型と非明示型があります。

明示型と非明示型の違いは、他の不動産会社に依頼していることをオープンにするかどうかという点です。

ふつうは明示型で契約し、その場合、他の不動産業者に並行して依頼するならきちんと報告しないといけません。

また、特約を作って非明示型の一般媒介契約にすると、並行して依頼している不動産会社のことを言わなくてもよくなります。

同時に売却活動をしている業者が分かっている方が競争原理が働くので、よっぽどの理由がない限り明示型で進めて問題ありません

明示型と非明示型について詳しくはこちらの記事で解説しています。

指定流通機構(レインズ)に登録してもらうかどうか

一般媒介なら不動産会社はレインズに登録する義務はありません。しかし、レインズ経由の紹介はかなり有効なので、最低でも1社には登録してもらうようにしましょう。

レインズについてこちらの記事でも詳しく解説しています。

契約期間が3ヶ月以内か、自動更新になっていないか

一般媒介の契約期間はふつう3ヶ月です。また更新は自分の希望でするので、自動更新の定めがあったら削除してもらいましょう

売主自身の責任や義務にも注意しよう

一般媒介契約書の中で、売主自身の責任や義務を定めている項目がいくつかあります。

いちばん多いのは、情報共有をきちんとするための項目です。連絡をサボると違約金につながる可能性もあります。以下にリストアップしたのでチェックしておきましょう。

依頼する他の不動産業者(宅地建物取引業者)の名称と所在地を隠さず伝える

一般媒介契約書にすでに依頼している不動産業者について書く項目があります。すでに複数の不動産会社に依頼しているときは全て記載しましょう。

もし連絡していない不動産会社があり、そこで売却が決まったら違約金を請求される恐れがあります。

※別の不動産業者に追加で依頼するときはこれまでの依頼先にも共有する

追加で依頼先が増えたら、これまでの不動産会社にもすぐに連絡しましょう。

要するに、依頼している不動産会社には同時依頼されている業者がすべて分かっている状態にする義務があるわけです。

他の不動産業者で売買契約がまとまったときは通知する義務がある

売買契約がまとまったらすぐに連絡しましょう

売却活動にはお金がかかっています。連絡をサボっていて余計な広告費がかかったら、その金額を請求されることもあります。

紹介された人との2年以内の直接取引は禁止なので要注意!

不動産会社から紹介された人とこっそり契約を結んで売却するのは禁止されています。2年以内にそれを行うと、仲介手数料相当の金額を支払わなければいけません。

不動産は登記簿を見ればすぐに誰から誰に売却されたか分かるので、必ずバレます。不動産会社も一度仲介依頼された物件は気にしてチェックしています。

誠実な売却を心がけましょう。


また、契約書の中に書いてある停止条件付契約についてはこちらの記事で解説しています。

停止条件付契約は買い替えのときに利用する契約です。

まとめ

チェック項目をまとめると、

  • 標準媒介契約約款かどうか
  • 免許証番号から不動産業者のことを調べる
  • 明示型か非明示型か
  • レインズ登録の有無
  • 契約期間と更新

これらが注意するポイントです。契約書をもらったら、各項目をチェックしましょう。

また、売主としても誠実に連絡するように心がけてください。


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