マンション売却の売主に必須の心構えと知識

photo credit: Mellow Monkey via photopin (license)

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中古マンションの売買は、公園のフリーマーケットで古着を一着売るのとは違い、一歩間違えれば大きな損をしてしまう可能性を孕んでいます。

そのため、売主としてマンションを売却する前に必ず知っておいてほしい「心構え」があります。

ポイント1:不動産業者任せにしない意識

これからマンションの売却をお考えの方にまず伝えたいことは、マンションの売却をすべて「不動産業者任せ」にしないということです。

もちろん、宅建業法上の難しい重要事項説明や契約などはプロに任せるのですが、「販売価格」について不動産業者に言われるがままの金額で募集するのは大変危険です。

ポイント2:不動産業者は「万能」ではない。

「不動産屋にうまく騙された」と嘆いている方の声を時々耳にしますが、実際は、騙されたのではなく、「鵜呑みにしすぎていた」という方が正しいことがよくあります。

必ず覚えておいてほしい事は、不動産業者は「マンション販売のプロ」ですが、「万能」ではありません。マンション相場に対する考え方は、不動産業者の方針によって大きく異なってきます。

  • 出来る限り販促費や広告費を抑えるために、募集開始後1ヶ月以内に売れる金額を「相場」と捉えている業者。
  • 自社に依頼して欲しいがために、高めの金額を「相場」と告げている業者。
  • 自社で買い取れる金額を「相場」と言ってくる業者。

このように、「相場」という概念には、不動産業者の「思惑」が必ず影響しています。これは、不動産業者が利益を追求している会社である以上仕方のない事なのですが、これを知らずに鵜呑みにしてしまうと、最終的に損をするのは「あなた」ということになります。

ポイント3:大切なことは「なぜマンションを売るのか」

マンションの売却に失敗しないために最も重要なことは、「なぜマンションを売るのか」の目的意識を自分の中で明確化しておくことです。

  • もっといい物件に引っ越したいから。
  • 購入時よりも値上がりしているなら売りたいと思ったから。
  • 売却して現金を借金の返済に充てたい。

このように、少し上げただけでもさまざまな「目的」があります。初めのうちはこの「目的」を見失うことはないのですが、いろいろな不動産業者の話を聞いているうちに「ブレ」が生じ、本来の目的が達成できないにも関わらず売却してしまうケースが実際にあります。

不動産業者はとにかく自社で売買の仲介をさせて欲しいと思っていますので、あなたの動機に関係なく「売ったほうが良い」とさまざまなアドバイスをしてきます。しかし、あなたの売却をする「本来の目的」が達成出来ないのであれば、「売らない」という決断も時には必要になるのです。

上記の例で考えるとこうなります。

もっといい物件に引っ越したいから。

この場合は、今のマンションが高い金額で売れる場合でも、新居として「もっといい物件」が見つかりそうもなければ売らないという決断も必要になります。

購入時よりも値上がりしているなら売りたいと思ったから。

具体的にいくらくらい値上がりしていたら売るのか、手元にいくら残れば売るのかを明確化しておくことが重要です。

売却して現金を借金の返済に充てたい。

差し迫った状況であれば、時間をかけて高く売るのではなく、すぐに買い手が付く価格で売るという決断が必要になります。

借金返済のための売却ならこちらの記事も参考にしてみてください。

借金返済のためにマンションを売却したい
借金返済のためにマンションを売却するなら、任意売却や債務整理、個人再生などの手段を使っていくのがおすすめです。

まとめ

自分の「目的」が達成出来るかどうかを軸に、売るかどうか、売る場合はいくらで売れれば目的が達成できるのか、を考えることがとても大切です。

そうすることで、不動産業者の営業トークに振り回されることがなくなり、後から「騙された」「失敗した」と嘆かなくて済むのです。

絶対に失敗したくないという人はこちらの記事もぜひ見ておいてください。

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