マンション売却で火災保険を解約すれば返金がある

photo credit: 消防車 via photopin (license)

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住宅ローンを組んでマンションを購入すると、ほとんどの場合、住宅ローンを借りた金融機関に火災保険に加入させられます。ほぼ強制と言ってもいいでしょう。

マンションを購入した時には、住宅ローンに目が行き、火災保険には契約の流れの中でいつの間にか加入してよく覚えていないかもしれません。

知らない人も多いのですが、火災保険の保険料は加入時に一括で支払っているため、マンションを売却して解約すると返金があります

この記事では、マンション売却に伴う火災保険の返金について見ていきましょう。

住宅ローンを組んでマンションを買ったら必ず火災保険に加入している

マンションの場合、購入時に建物部分の火災保険に加入します。住宅ローンを借りた銀行経由で手続きをします。

保険期間は、住宅ローン返済と同じ期間で加入します。

保険期間分の保険料を契約時に一括して支払うことが多いです。

住宅ローンを借りた金融機関が保険金請求権に質権設定をしているので、保険証書は金融機関が保管しています

万一、火災が発生し、保険会社から保険金が支払われる状況になっても、保険金は契約者に直接支払われず、まずは金融機関に住宅ローン返済のために支払われます

金融機関は火災で住宅ローンの担保がなくなっても大丈夫なように、なかば強制的に住宅ローンの契約者に火災保険に加入させるわけです。

マンション売却後、火災保険の解約をすると返金がある

マンション売却後に火災保険の解約をすると、残りの契約期間分の保険料が戻ってきます。

例えば、マンション購入時に30年契約で火災保険に加入し、10年経過後に売却すると、残期間の20年分の保険料が返還されます。

解約するには、まず住宅ローンを借りた銀行など金融機関に連絡し、「質権消滅承認請求書」を郵送してもらい、必要事項を記入し、金融機関に送り返します。

そして、金融機関から質権抹消書類を発送してもらいます。

その質権抹消書類とともに保険会社に火災保険の解約手続きをすると、手数料を引いて残契約期間の保険金が返還されます。

最初に支払った金額にもよりますが、10万円程度の返金が期待できます。マンションを売って引っ越したあとの物入りな時期にはうれしい金額です。

マンション売却では住宅ローン残債の一括返済で銀行に連絡しなければいけないので、そのときに同時に火災保険解約についても相談するようにしましょう。

マンション売却では、いつ銀行への連絡をする?内容は?
住宅ローンを借りている銀行に、売却と一括返済の相談をしておきましょう。

火災保険解約のタイミングは慎重に

火災保険の解約は、売却が決まって、引き渡しが終わってから手続きを開始しましょう。

マンション売却は、契約と引き渡しまでに間が空きます。もし、この間に火災保険を解約してしまうと保険がかかっていない状態になって危険です。

また、決済日(引き渡し日)で解約するように事前に手続きをしてしまうと、もし引き渡しが延長した場合に困ります。

買主の住宅ローン借り入れの都合や予定変更で決済日(引き渡し日)が変わる可能性は大いにあります。

火事自体がめったにないことですが、万全の対策を取って、安心して売却が終わるようにしましょう。

まとめ

マンション購入時には、ほとんどの方が火災保険に加入し、前払いで住宅ローンの期間分の保険代全額の支払いをしています。

マンション売却時には忘れないように、保険会社に解約手続きをし、残りの期間分の支払済み保険料金を返還してもらいましょう。

不動産業者や銀行に任せていると火災保険の解約をうっかり忘れてしまうこともあるので、自分から動きましょう。

また、地震保険に加入している場合も手続きを忘れないようにしましょう。


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